【2016/12/15】 第16回オリーブの会
アドヴェント・クランツに三本目の灯りが点ったこの週、オリーブの会でもクリスマスを祝いました。
「おめでとう。恵まれた方、主があなたと共におられる。」
(ルカ福音書1章28節)
天使がマリアに告げたこの挨拶が、今に至るまで変わらないクリスマスの挨拶になりました。挨拶って不思議です。挨拶されると、コンコンコン……。心の扉がノックされているみたい。閉ざされた扉が開かれます。
日本では悲しんでいる人に「おめでとう」を言わない風習があります。しかし、クリスマスの挨拶だけは別。悲しむ人、辛い思いに涙する人の心に向けられます。
「おめでとう。主があなたと共におられる。」
この挨拶に心開かれて、クリスマスの讃美歌をたくさん歌いました。その最後に歌われたのは280番。4節の歌詞が心に響きます。
「この人を見よ、この人にぞ、こよなき愛は あらわれたる、
この人を見よ、この人こそ、人となりたる 活ける神なれ。」
このお方の降誕を祝うのがクリスマスです。今年も街のあちこちでクリスマスの挨拶が響きます。「クリスマス、おめでとう」と。
今月の紹介された本は「ベツレヘムへの道」でした。素直な心に奇跡の起きるドキッとさせる本でした。一度読んでみてください。
文 いっしきよしこ え さのようこ
【2016/11/17】第15回オリーブの会
~名前を呼んでくださる神~
今日は珍しく旧約聖書から学びました。
「恐るな、わたしは あなたを贖う。あなたはわたしのもの。わたしは あなたの名を呼ぶ。」
(イザヤ書43章1節)
私たちを創造された主は、私たち一人ひとりの名を呼んで救い出してくださいました。「名を呼ぶ」ことは「贖う」こと。呼び出すことであり、起き上がらせてくださること。ここに、今の私たちの姿が浮かび上がります。
このメッセージに導かれて、今日もたくさんの讃美歌を歌いました。
507番(主に従うことは なんとうれしいこと)→458番(信仰こそ旅路をみちびく杖)→459番(飼い主わが主よ まよう我らを 若草の野辺に伴いたまえ)→484番(主われを愛す)→494番(ガリラヤの風かおるあたり)。
いかがですか? なんだか讃美歌の流れが一つのメッセージになっていますでしょう? このメッセージに促されるようにして、一人の姉妹がキーボードで新しい英語の讃美を紹介してくださいました。
<You Raise Me Up>。最後の歌詞が心に響きます。
You raise me up to more than I can be……
あなたは私を起き上がらせてくださる。私が出来る以上に……
来月のお知らせ12月15日(木)1時30分より
【2016/10/20】第14回オリーブの会
~畑に隠されている宝~
「天の国は次のようにたとえられる。畑に宝が隠されている。見つけた人は、そのまま隠しておき、喜びながら帰り、持ち物をすっかり売り払って、その畑を買う。」
(マタイ福音書13章44節)
今日読まれた御言葉です。オリーブの会では讃美歌をたくさん歌います。一人一人がリクエストするのですが、歌いつつ、その曲を挙げた人の人生が垣間見えてきます。夏期学校の野外礼拝で歌った211番(あさかぜ、しずかにふきて)や、青年会で未来に夢を馳せつつ歌った515番(きみのたまものと)。思いは様々ですが、共通するのはキリストとの出会いです。人生という「畑」の中に宝が隠されていた。その宝=キリストとの出会いが人生を変え、価値観を変えて、今、一人一人が讃美をとおしてその恵みを分かち合い、喜び合うことが出来る。教会ならではの交わりに、今日も感謝があふれます。この宝がいつまでも輝いていますように。
今月の本の紹介はNHKの朝ドラ「あさがきた」のモデル広岡浅子の人生をたどる「浅子と旅する」でした。
来月のお知らせ 11月17日(木)1時30分より
【2016/9/24】第13回オリーブの会
~1年経ちました~
オリーブの会が再開してからちょうど1年が立ちました。仕事を持っている人が多いので、なかなか全員が揃うことはありませんが、常に7~8人の姉妹たちが集まれるようになりました。
「それで、わたしのこれらの言葉を聞いて行うものを、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができよう。
雨が降り、洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけても、倒れることはない。岩を土台としているからである。
また、わたしのこれらの言葉を聞いても行わない者を、砂の上に自分の家を建てた愚かな人に比べることができよう。
雨が降り、洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけると、倒れてしまう。そしてその倒れ方はひどいのである。」(マタイによる福音書7章24~27節)
今回は「家と土台」について学びました。家庭や仕事、結婚生活、さらにこのオリーブの会もすべてキリストの土台の上に築かれてこそ恵み深いものとなっていきます。オリーブの会がこれまで守られてきたのも、その土台があったからです。
今月の紹介して頂いだ本は、「でんでんむしのかなしみ」(新見南吉)です。子育て中にこの本を読んだ姉妹は、みんながそれぞれに重荷を背負っており、自分だけではないのだということを感じて楽になれたということでした。また、ひろはまかずとしの墨彩画集「おもいのまんま」も紹介して頂きました。
【2016/8/25】第12回オリーブの会
~神の業がその人に現れるため~
「イエスが道をとおっておられるとき、生れつきの盲人を見られた。
弟子たちはイエスに尋ねて言った、「先生、この人が生れつき盲人なのは、だれが罪を犯したためですか。本人ですか、それともその両親ですか」。
イエスは答えられた、「本人が罪を犯したのでもなく、また、その両親が犯したのでもない。ただ神のみわざが、彼の上に現れるためである。」(ヨハネ福音者9章1節~3節)
「生まれつきの盲人を癒す」という有名な箇所から、イエスキリストは因果応報ということは、言っておらず神の業がその人に現れるためであるといっています。人はよく「あの時ああだったから今こうなんだ」とか「祖先が・・・親が・・・」ということばを耳にすることがありますが、そうではなく神様が私たちを愛してくださっていて、私たちの間に入ってくださっていることを忘れないで歩んで行きたいものです。
今日の本の紹介は『「むくわれない生き方」を変える本』(香山リカ)でした。自分では報われないと思っていても、その努力は違う形で報われていることもあります。もっと自分にいい点をつけましょう。と精神科医である香山リカさんは講演の中で語っていたという事でした。
またある姉妹が一番良いお薬は「家族の愛情のスイッチ」だということで免疫力も高まり、家族間もプラス方向に向かっていくということを言われていました。
子育て中の姉妹は自分の好きな絵本「おしゃれねこ」(文 工藤直子 絵 小沢良吉)を読んでくれました。おしゃれねこが友達のねことの出会いの中で変わっていくとても素敵なお話でした。
来月は9月24日(土)1時半からです。
【2016/7/28】第11回オリーブの会
~感謝しなさい~
「どんなことにも感謝しなさい。これこそキリスト・イエスにおいて神があなた方に望んでおられることです。」
今日は「感謝」について改めて考えさせられました。
神から与えられていないものはあるのか?
「ぶどう園の労働者」の譬え話から神様と私たちひとりひとりの契約は
他人と比べるものではないこと。本当にどんな小さいことにも
私たちは感謝できるはずなのに、感謝しつつ、つい不満を漏らす日常についての
話を聞き、共感しました。2歳の子を持つ姉妹はなるべく子どもにたくさん「ありがとう」と
いうことにしていたことから、最近「ありがとう」という言葉を覚えた話を聞かされてとてもいい学びの時だったように思います。来月のオリーブの会は 8月25日(木)1時半からです。
【2016/6/15】第10回オリーブの会
「あなた方はキリストの体であり、また、一人一人はその部分です。」(コリント第Ⅰの手紙12章27節)
【2016/5/21】第9回オリーブの会
「いつも喜んでいなさい」
(テサロニケの信徒への手紙第Ⅰ5章16~18節)
パウロが言っている喜びとは 喜怒哀楽の感情の喜びではなく御言葉を聞く喜びだということを学びました。
また、「主の祈り」についても「われら・・・」と祈るのは、自分ひとりではなく
イエスが共に祈っているのだ、という大きな喜びを与えられました。
今回のお薦めの1冊は、マリーホール・エッツの「わたしとあそんで」(福音館書店)でした。
圭子夫人が作って下さった「おちらしの羊かん」は、これからの季節にピッタリのおやつでした。
今回、女の子が二人おられる姉妹が初めて参加されました。
次回のオリーブの会は6月15日(水)午後1時半からです。
【2016/4/22】第8回オリーブの会
今月も9人の姉妹と佐藤牧師で始められました。
賛美歌は156番と最後に459番を賛美しました。
「私につながっていなさい。私もあなたがたにつながっている」
(ヨハネ15章4節)
イエスの言葉は命令をし、必ず約束をしてくださる。
この約束の言葉を大事にしていきたいものです。
次回のオリーブの会は5月21日(土)午後1時半からです。
【2016/3/12】第7回オリーブの会
9人が参加して、今回も心温まる会になりました。
お子さんが帰宅するのを待ってかけつけた人や
夜勤を終えて県外から車を走らせた人もいて、
会を楽しみにしているという思いがあふれて感謝でした。
レント(受難節)に佐藤牧師が説き明かして下さった聖書の箇所は、
「十二弟子のひとりで、デドモと呼ばれているトマスは、イエスがこられたとき、彼らと一緒にいなかった。」
(ヨハネによる福音書20章24節)
復活なさったイエスさまを前に、弟子であるはずのトマスが疑い惑うところで、
有名な「見ないで信じるものは幸いである」という御言葉があります。
疑い深い私たちに対する、イエスさまの優しい、愛ある言葉に心動かされました。
日々優しい心で仕事に家族に接することが出来たらと思います。
今回、1人の姉妹が紹介してくれた本は、渡辺明日香さんの
「バイブルスパイス」(いのちのことば社)でした。
仕事のミスは誰にでもあることですが、信仰者である渡辺さんは「祈ること」で、
そのミスをピンチからチャンスに変えることができたそうです。
私たちも、信仰を持つことで、
マイナスをプラスにすることが出来たらと思いました。
次回のオリーブの会は4月22日(金)午後1時半からです。
【2016/2/20】第6回オリーブの会
レントに入って11日目。
オリーブの会は、佐藤牧師ほか8名が参加し,賛美歌575番から始まりました。
「いつも塩で味付けされた快い言葉で語りなさい」
(コロサイの信徒への手紙4章6節)
日ごろの生活の中で体験している日常会話の大切さを感じました。
お料理をするとき何も味のないものの中に「塩」を加えることによって
おいしくもしょっぱくもなるものです。
ちょうどいい塩加減で味付けすることによってお料理はおいしさを増します。
また、エフェソの信徒への手紙4章29節から
「聞く人に恵みが与えられるようにその人を作り上げるのに役立つ言葉を
必要に応じて語りなさい」とも示されました。
子育て・仕事・老齢期(?)・・・と、幅広い年代のオリーブの会。
「今あなたは何時期ですか?」とある姉妹が質問され
人生を思いかえってみるよい時間が与えられました。
ドタバタ期・断捨離期・充実期・収穫期・終末期などいろいろでしたが、
今、あなたは何期ですか?
今回の本の紹介は、渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」でした。
次回のオリーブの会は、3月12日(土)午後1時30分からです
【2016/1/28】第5回オリーブの会
2016年初めてのオリーブの会は讃美歌512番で始められました。
「あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」
(ヨハネによる福音書8章32節)
自由にするとはどういうことか?
宗教とは何か?
「宗教」とはreligon。 reは「元に戻す」の意味から
「本来の」という意味だそうです。
ligは「つなぐ」。
本来の私達と神との関係を元に戻してくれる。ふっと創世記を思い出しました。
今日も1冊の本を紹介され、とても気持ちが軽くやわらかくなりました。
「今日も明日も上機嫌」・・・・・・斉藤茂太作
★次回のオリーブの会は2月20日(土)午後1時30分からです